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Showing posts from July, 2010

トレードオフ。

無意識にクリックしたリンクでさえも属性化され、 自分自身がデータベース上でパーソナライゼーションされていく。 その情報が活かされる事は便利である反面、 監視社会とのトレードオフであることを忘れてはならない。

「ドイツの最も美しい本」の本。

会社帰りに古本屋に寄ったところ、書体好きにとって良い本と巡り会えました。 買ったのは、ドイツのブックデザインコンクール入賞作品がまとめられている本。図版の解説として使用書体名や紙の名前などの詳細がのっているので、優れたデザインはどのような素材や技術を使っているのかを知る事が出来ます。 傾向として「Futura」「DIN」「Garamond」などが使われたデザインが多ことから、永く愛されているようなスタンダードな書体を使っているものが、やはり評価されやすいという事なのでしょうか。 デザインをしている時に、「この書体はアリなのか」と、ついつい考え込んでしまう事が多いので一つの指針となる本です。 電子書籍の勢いが急加速し、紙の本がいずれ無くなるといわれているけれども、日常の中に偶然の楽しさを見つけることができる「本屋」という空間はずっと在り続けてほしいものです。

Where is my IDentity.

デジタル世界への入り口。 不意にそれらが閉ざされ、個とのつながりを断たれたとき。 自分自身は、見る事も発言する事も出来なくなる。 その時、アイデンティティは何処へいくだろうか。

アップルのキャッチコピー。

昨日アップルからまた新しい製品が発表されました。 Magic Track Padなど、彼らの送り出す製品はいつも何かしらワクワクさせてくれるものが感じられます。 では、なぜそういったことが感じられるのかを考えたとき、それはキャッチコピーから読み取ることが出来ると思います。 今回発表された新製品のキャッチコピーのなかでとりわけ特徴的なものが「Apple LED Cinema Display」のこのコピーです。 何を今さら、と何の変哲もない印象を受けるかと思います。画面の広さや視野角をうたったものはアップルの製品でなくともゴロゴロころがっています。 しかし、あたりまえのことをあたりまえに言うことで、アップルの「無駄な機能を削ぎ落として徹底的に使いやすくする」という一貫したデザイン思想を明確に表現し、製品がもたらすその先に何があるかを受け手に示してくれています。 手垢のついたような着飾った言葉があふれる中で、言葉をも徹底的にそぎ落とす。 それが、逆に新鮮味を与えてくれているからではないでしょうか。

はじめまして。

Twitter全盛期の中ブログを始めてみることにしました。 今さらといった感じもありますが、 情報が洪水のようにあふれかえっている今だからこそ 自分の考えをまとまったかたちで整理して 流されないようにしていこうと思ったためです。 テーマは特に決めずに自らの周辺雑記を気の向くままに書いて まずは「続けること」から始めてみたいと思います。