こんなDJアプリを待っていました! 「djay」とは、機能が最低限であるが故に直感的な使いやすさを実現しているDJソフト。そのdjayのipad版が出たということでアプリの中ではやや高額の部類ですが、迷わず購入しました。 いざ使ってみると「djay」の使いやすさはそのままにしつつも、タッチインターフェイスが加わる事によってスクラッチの感度も良好で、素晴らしいアプリに仕上がっています。以下具体的にご紹介します。 回るアルバムアート 通常のDJソフトは曲名の文字が表示されているだけの簡素な感じだったりするのですが、「djay」の特長であるアルバムアートがレコードのレーベルとして表示され、回っている事で音楽を観る事の楽しさを再認識させてくれます。 無限の選曲 これまでのDJアプリではWifi経由で取り込まなければいけなかったりと、使い勝手が悪いところがあったのですが、「djay」ではitunesライブラリに登録されている曲をすべて選曲することができるので、ストレスなく自由な選曲が可能になり、いつでもどこでもミックスを試すことができます。 アナログメタファの成功 アナログからデジタルへとインターフェイスが変わる段階において、電子書籍のブックメタファの価値についてはその必要性が低いとされていますが、「djay」においてはアナログターンテーブルの構造を模している事で曲の位置関係やスクラッチなどの感覚がリアルに近い形で再現されて直感的に操作できるようになっているので、アナログに親しんできた世代は抵抗なく使いこなすことができます。 今までアナログの機材を揃えようとすると重かったり場所をとったりと物理的に色々大変だったワケですがiPad一台で遜色ないものが手に入ってしまいます。 DJをやってみたいけどお金も場所もない( ノД`) そんなお嘆きの方が気軽にDJが始められて、ipadの可能性をまだまだ感じさせてくれる、そんなアプリです。