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Showing posts from March, 2011

「みんなで分け合えば、できること。」のポスターデザインで考えた7つのこと。

「みんなで分け合えば、できること。」のポスターを作ってから、予想外の反響にてんやわんやで思考がオーバーヒート状態だったのですが、少し落ち着いてきたので、自分がなぜポスターを作ろうと思ったのか、その過程と広がりを時系列にしつつ、デザイン的な観点で整理して記しておきたいと思います。

1.デザインのきっかけ
地震発生後、テレビなどで被災地の惨状を見るたび、一人の人間として何も出来ないことに歯痒さを感じていました。そんな中、余震が続く東京などでは、少しでも安心したいという気持ちからか、食料品・日用品の買い占め現象が発生し、物資が少ない中で多くの人が必要以上に買いだめする事で、物流のバランスが崩れ「今、本当に必要としている人々」に届かなくなるという事態が起きました。
地震発生直後は落ち着いていたスーパーやコンビニなどが、翌日には買いだめする人たちで溢れ、食料品などほとんどの棚がガラ空き状態になっているのをみて「これは異常だ」と感じていました。
その中で、twitter上で節電を呼びかける「ヤシマ作戦」に続き、物資の譲り合いを呼びかける、どうぞどうぞ精神の「ウエシマ作戦」を広めようという動きがあり、コピーライターの方々が続々と買いだめ防止をよびかけるコピーをツイートしていました。私もその目的のわかりやすさに共感し、「デザイナーとして何ができるだろう」と考えた時に、「買い占めの皆様へ。」という「少しだけ我慢すればどれだけ多くの人を助ける事ができるか」ということが明確に数字にされたツイートを見て、このメッセージをさらに分かりやすく瞬時に伝え、「買いだめ現象の異常さに気付きをもってもらえる様にすること」がデザイナーとして出来る事なのではないかと考えました。


2.デザインの役割
デザインとは付加価値を生み出し、差別化していくための手段だと思われがちですが、原点に立ち返ってみるとデザインは目的を達成するために「情報をより分かりやすく整理する」ということにたどり着きます。
錯綜する情報、刻一刻と変わる状況で、世の中は「スピード」と「分かりやすさ」が求められていると感じ、その状況でデザインの力を活かす事が出来るのではないかと考え、その効果を最大限に生み出せる「インフォグラフィックス」という手法を使おうと考えました。
インフォグラフィックスとは、複雑な内容やイメージしづらい物事の仕組みなどを把…

手のひらの中の小さな行動でも、みんなを救う力になれる。「SAVE MIND, 100 CREATION」

「みんなで分け合えば、できること。」のポスターを公開したことがきっかけで、ケータイ募金サイト「SAVE MIND, 100 CREATION」に作品を提供させていただきました。

「SAVE MIND, 100 CREATION」とは、復興に向けてクリエイター100人が100作品を提供し、1作品105円でダウンロードすることで、被災地の方々へ全額寄付をすることができるというものです。

「ケータイで募金」という、
手のひらの中の小さな行動でも、みんなを救う力になれる。
今は「自分にできること」を信じて
一つずつ大切に行動していきたいと思います。

こちらのQRコードからアクセスで募金をすることができます。
(ケータイからのみダウンロード可能です)


提供作品はこちらでも見ることが出来ます。
ソニー・デジタルエンタテインメント・サービス公式ブログ

ロゴマニュアルはもう古い?変化し続けるアイデンティティ『MIT Media Lab Identity, 2011』

MIT Media Lab Identity, 2011 from readyletsgo on Vimeo.

MIT Media Labのロゴ。
このロゴは40,000通りのバリエーションに変化するそうで、これまでの「ロゴは固定化する」という概念を打ち砕くようなものですね。
バリエーションがある中でも一定の規則性を持たせ、イメージを一貫しながらも動的に変化していく。
視点を変えることで様々な見え方になるということが見事に表現されているようで面白いです。

紙媒体がデジタルメディアに置き換わっていくことで情報量が増えていく。
伝えるメッセージは「質より量」か「量より質」か、デザイナーはメディアの特性を熟知してコミュニケーションを設計していかなければならないですね。

Think Deeply.

なぜ、そうなるのか。
なぜ、そうするのか。
思考をとことん掘り下げる。
アイデアは、その先に待っている。