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Showing posts from November, 2010

日本のデザインに脈々と流れる「桑沢イズム」を感じ取る。「SO+ZO展」

日本のデザイン界、アーティスト界の歴史に名を刻んできた「桑沢デザイン研究所」と「東京造形大学」の企画展。多くの優れた人材を輩出している教育機関。その秘密を少しでも探るべく行ってきました。 圧倒的な作品群 約100人の方々の多岐にわたる作品群は、とても密度が濃く、その量の多さから優れた教育機関であることの証明を目の当たりにすることができます。 ユニークな授業 「100円でどれだけ良いデザインをみつけることができるか」という様な課題があるそうで、デザインの視点を養えるようなやり方はとても勉強になりました。 桑沢イズム 教育思想の根幹にある「社会をよりよくするためのデザインを実現するために、デザインをする人間そのものが社会的、良識人でなければいけない」という考えは、現代社会におけるデザインのありかたの源流を成しているのだと思いました。 展覧会を通して感じた事は、徹底して「考える」ということ。 普段、小手先の技術に頼りすぎて本質的に考えることをおろそかにしがちなので、この展覧会を通じて「桑沢イズム」を感じ取る事で初心を思い出す良いきっかけとなりました。 テクノロジーの発達が加速度的に早まっていく中で、それを使って創造する人間の思考は追いついているか。 デザインを過去から未来へと見据えることが出来る良い展覧会です。

「デザインフェスタ」に出展してきました。

「デザインフェスタVol.32」に出展してきました。 出展したのは目盛りタイプのオリジナルふせん「POOK」です。 本に付せんを貼っているときに、貼る高さの位置で優先順位をつけて、それがイコライザーのように見えたら面白いのでは、という発想から始まり、この思いつきのアイデアをどのくらいの方々に受け入れられるのだろうか、という好奇心から出展しました。 始めは色のバリエーションのみで考えていたのですが、ビジネスライクすぎるということで遊び心のある絵柄も追加し、全10種類のふせんの制作と、ディスプレイ、POP、リーフレット、ホームページなど含めて、2人がかりでトータルにデザインしました。 初出展だったので「もしかしたら1個も売れないかも」という不安に包まれながらでしたが、予想以上に好評で非常に多くの得るものがありました。 出展してよかったこと ●お客さんの反応をダイレクトに感じられる たくさんの来場者の中で、興味をもっていただける方はどんな人なのか、商品の説明をしたときのリアクションなどを直に受け取る事で、求められているものはどのような商品なのか、ということを肌で感じ取る事が出来ました。 ●他の出展者の方と知り合える 来場者の方だけでなく、出展者の方も見に来てくだっさって、自分も他の出展を観に行く事で、自然と交流するようになるので様々なクリエイターの方と知り合える絶好の場所です。 ●売れると、とにかく嬉しい 自分が一から考えてデザインしたものが人に受け入れられて、しかも買っていただけたときの喜びは何物にも代え難いです。 本当に、心の底から「ありがとうございます」といったのは何年ぶりだろう、と思うぐらいに充実した気分になりました。 出展で大変だったこと ミニブースだったのでディスプレイなどの準備は少なくて済んだのですが、開催直前の2週間くらい前から他の用事が立て込んできて始めのスケジュール通りにいかず、出展できるかどうかの瀬戸際で、睡眠時間を削ることになった事が精神的にも体力的にも大変でした。 大変だけれども、それを補ってあまりあるぐらいたくさんの笑顔とエネルギーが会場に満ちあふれていて、とても刺激になりました。 この経験を糧に商品のバリエーションを増やしつつ次回出展に向けて、また頑張りたいと思いますので、みなさまぜひぜ...