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日本のデザインに脈々と流れる「桑沢イズム」を感じ取る。「SO+ZO展」


日本のデザイン界、アーティスト界の歴史に名を刻んできた「桑沢デザイン研究所」と「東京造形大学」の企画展。多くの優れた人材を輩出している教育機関。その秘密を少しでも探るべく行ってきました。

圧倒的な作品群
約100人の方々の多岐にわたる作品群は、とても密度が濃く、その量の多さから優れた教育機関であることの証明を目の当たりにすることができます。

ユニークな授業
「100円でどれだけ良いデザインをみつけることができるか」という様な課題があるそうで、デザインの視点を養えるようなやり方はとても勉強になりました。

桑沢イズム
教育思想の根幹にある「社会をよりよくするためのデザインを実現するために、デザインをする人間そのものが社会的、良識人でなければいけない」という考えは、現代社会におけるデザインのありかたの源流を成しているのだと思いました。

展覧会を通して感じた事は、徹底して「考える」ということ。
普段、小手先の技術に頼りすぎて本質的に考えることをおろそかにしがちなので、この展覧会を通じて「桑沢イズム」を感じ取る事で初心を思い出す良いきっかけとなりました。

テクノロジーの発達が加速度的に早まっていく中で、それを使って創造する人間の思考は追いついているか。
デザインを過去から未来へと見据えることが出来る良い展覧会です。

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