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日本のデザインに脈々と流れる「桑沢イズム」を感じ取る。「SO+ZO展」


日本のデザイン界、アーティスト界の歴史に名を刻んできた「桑沢デザイン研究所」と「東京造形大学」の企画展。多くの優れた人材を輩出している教育機関。その秘密を少しでも探るべく行ってきました。

圧倒的な作品群
約100人の方々の多岐にわたる作品群は、とても密度が濃く、その量の多さから優れた教育機関であることの証明を目の当たりにすることができます。

ユニークな授業
「100円でどれだけ良いデザインをみつけることができるか」という様な課題があるそうで、デザインの視点を養えるようなやり方はとても勉強になりました。

桑沢イズム
教育思想の根幹にある「社会をよりよくするためのデザインを実現するために、デザインをする人間そのものが社会的、良識人でなければいけない」という考えは、現代社会におけるデザインのありかたの源流を成しているのだと思いました。

展覧会を通して感じた事は、徹底して「考える」ということ。
普段、小手先の技術に頼りすぎて本質的に考えることをおろそかにしがちなので、この展覧会を通じて「桑沢イズム」を感じ取る事で初心を思い出す良いきっかけとなりました。

テクノロジーの発達が加速度的に早まっていく中で、それを使って創造する人間の思考は追いついているか。
デザインを過去から未来へと見据えることが出来る良い展覧会です。

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午前9時41分、Appleが止めた時間の謎。

ついにiPhone 4Sが発表されました。
日本からは2キャリアから出ることになり、乗り換えるのか、そのままなのか、これまで電波の弱さに悩まされてきたユーザーにとっては悩みどころですね。 

さて、あまり変わり映えのしないiPhone 4Sですが、よくよく見てみると、ひとつ気になることが…。
スクリーンショットの時間が、なんとも中途半端な9時41分になっています。

キリの良い9:40でもなく、イベントの開始時間である10:00でもなく、なぜこんな中途半端な時間なのでしょうか。

気になったので過去の製品画像をみてみると…。 なんと全てが「9:41 AM」で統一されています。
ここまで中途半端な時間で一貫しているということは何か意味があるのかもしれないですね。 ジョブズもしくはMac誕生の時間なのか、Appleにとって何かしらのメモリアルな時間なのでしょうか?
気になって海外のApple系ブログを色々と探索していたら、TUAWの記事に、Secret Labsの開発者ジョン マニングが、アップルストアにいたスコット・フォーストール(Apple上級副社長)に時間の意味を質問したという内容の記事がありました。

それによると、プレゼンテーションでプロダクトを大きくお披露目する時間を、約40分で発生するようにkeynoteをデザインし、スクリーンに映し出されたときに観客の時計とズレがないようにしていたらしいのですが、ピッタリ予定通りに行かない事を見越して数分追加した時間なのだそうです。
この40分に対し、スコットは「secret magic time」と名付けていたそうです。
実際にiPhoneが初めて発表された2007年のMacWorldをみてみたところ、プレゼンが開始されてちょうど40分頃にiPhoneのスクリーンが初めて公開されています。
つまり、時間が統一されている理由は、iPhoneのスクリーンが世界に向けて初めて公開されると予測した時間で、合理的な理由がありつつも、Appleにとって記念すべき時間でもあるからということですね。

さて、無事解決したかと思われますが、ここで新たな疑問がでてきます。
その「secret magic time」はなぜ40分なのかということ。
分刻みのプレゼンテーションを組み立てるぐらいですから、そのタイミングにも意味があると思います。 それ…

やはり、紙と鉛筆は良い。

新iPadが登場して思ったこと。

Retinaディスプレイによって、タブレットでも解像度や色の表現力が印刷よりも高くなり、いよいよ紙媒体が置き換えられてしまうのか、存在意義が問われつつある感じですね。
これまで、ものを考えたり記録したりするツールは、紙と鉛筆のようなアナログツールが一般的でしたが、ここ数年でiPadやiPhoneを代表としたモバイルデバイスや、Evernoteのようなクラウドなどの様々なデジタルツールにどんどん置き換わってきているように思います。
しかし、私自身それらを便利だとは感じていても、ものを考えるツールとしては、やはり紙と鉛筆のようなアナログツールが一番良いように思います。
たくさんのデジタルツールがある中で、なぜ「紙と鉛筆」が良いと感じるのか、その理由を様々なツールと比較して、紙と鉛筆の良さを改めて見直してみたいと思います。

テキストエディタ vs 紙と鉛筆 テキストエディタは誰もが使えるほどにシンプルで素晴らしいです。書き残せる事は無制限に近く、携帯などでいつでもどこでもメモをしながら考えることができます。 しかし、ものを考える上での欠点は、記された情報が垂直方向に並んでしまうことで、直線的な思考に縛られてしまうことです。 それに対して紙と鉛筆は、自分の思いつくことを白い紙の上に縦横無尽に書き出していくことで全体を見渡し、それぞれの関係性を見いだすことで、新たな発想へとつなげやすくなります。 「直線思考」か「拡散思考」か、可能性の広がりにおいて紙と鉛筆の方は圧倒的です。

描画ソフト vs 紙と鉛筆 何よりもスピードを重視するならば、あれこれ考えるよりもマウスを手に取ってIllustratorやパワポなどの描画ソフトを使って考えながら手を動かす方が良いかもしれません。 しかし、本当にそうであるならば、何よりも先に紙と鉛筆を手に取る事をオススメします。 思考スピードという点において、描画ソフトでは上図のように手+マウス→ソフトウェア上の仮想ツール→描画と、2つのツールを介すのに対して、アナログツールでは手+鉛筆→描画と、1つのツールを介すだけです。 描画ソフトは必ずしもエラーやフリーズがおきないとは限らず、思考プロセス上にある障害は少なければ少ないほど思考にかかるストレスは低くなり、結果的に質の良いものを作り出す事につながります。 また、早い…

それでも私がSketchを使い続ける理由。

ついにUIデザインツールの大本命とされていたAdobeのProject CometがAdobe Xdとしてリリースされた。
学生時代から10年近くAdobe製品を使い続けていたが、UIデザインでの使い勝手の悪さにウンザリし、ようやく重い腰をあげてSketchに移行したところだった。
そんな中、Adobe Xdは「またAdobeに戻ってもいいかも」と思えるぐらい、Sketchのシンプルさとプロトタイピングツールのエッセンスがうまく統合されていて心が揺れ動くプロダクトだ。
まだプレビュー版で機能などは限定的なので、正確に評価することは難しいが、Adobeが持つ他ツールとの親和性やマーケティング力を考えると、Sketchや既存サービスにとって大きな脅威となるのではないだろうか。
Adobeが強力なツールを出してきた中で、それでもSketchを使い続ける理由はあるのか。

UIデザインに携わる人にとって悩ましいところだが、Sketchの未来はまだまだ明るい。
単純に機能を比較するだけでは測れないような価値がSketchにはあるからだ。

UIだけでなく、プロセスをデザインできる。 プロトタイピングはProttやFlinto、プロジェクト管理まで含めるならInvision、エンジニアとの連携ならZeplinなど、Sketchと親和性の高いサービスが続々と登場している。
Sketchなら、これらをうまく組み合わせることでプロトタイピングやコミュニケーション、開発に至るまでのあらゆるプロセスを効率よく進めることができるようになっている。
質の高い無料のUIテンプレートや素材が無数に存在する中で、表層のグラフィックが作れるだけでは半人前。 UIデザインは意図したデザインが機能するように、ビジネスとエンジニアリングの間を行き来しながらコミュニケーションをうまく行っていくことの方が重要だ。
現状、Adobe製品だけではプロセスに関わるツールを完全にカバーすることは難しい。ここに今後もSketchを使い続けるメリットが充分にある。

ユーザーがプロダクトづくりに参加できる。 正直、Sketchは大嫌いだった。心地良くない文字詰め、謎に空きすぎる行間、独特の描画方法のペンツール…。
Adobe製品と比較して出来ないことだらけで、使い始めた頃は不便も多く「全く使えない」と…