iPhone5やiOS 6のリリースなど、アップルユーザーにとって目が離せない日が続いていますね。
iOS 6に関しては地図アプリが散々なもので正直ガッカリですが、UIは全体的に使いやすくなって、じっくり観察してみると細かすぎる変更点も健在でした。
大きな変更点に隠れた細かすぎる変更点たち、その涙ぐましささえ感じる進化をどうぞ!
■設定アイコン
iOS 5では歯車の形が尖っていましたが、iOS 6では角が丸くなってソフトなイメージになっています。
OSXの設定アイコンと同じになったのでBack to the macの方針がアイコンでも徹底されているようですね。
■時計アイコン
設定アイコンと同じ様に、iOS 5では時計針のシャープな印象でしたが、6では太さが一定になり、角張った印象になっています。
Apple製品がブラウン製品とよく似ているという事から考えると、ブラウン社のアラームクロックに、よりデザインが似てきていますね。
■ヘッダー
iOS 5では光沢感のある質感になっていましたが、iOS 6ではそれがなくなってマットな質感になり、さらにシャドウが追加されています。
iPhone 5の背面もマット加工がされていることから、ハードとソフト両方の質感を統一してきているということが分かります。
■アクションシートのボタン
ヘッダーと同じ様に、光沢のあったものが、iOS6では光沢感がなくなりマットな質感になっています。
個人的には光沢のある感じも好きでしたが、新しいボタンもグラデーションの感じが綺麗で良い感じですね。
■カメラアイコン
やや角張った印象のアイコンでしたが、iOS 6 ではより丸っこくなってかわいらしい感じのアイコンになっいます。より親しみやすさを重視して来ているということでしょうか。
■キーボードの角
iOS 5ではキーボード下部に角丸の処理が加えられていましたが、iOS6ではそれが無くなって直角になっています。
ジョブズ氏の伝記で、アップル製品で角丸が多いのはジョブズ氏が角丸にこだわっていたから、というエピソードがありましたが、もうその必要性が無くなった、ということでしょうか。
■メッセージアプリ
iOS 4からiOS 5に変わった際に追加されたハイライトの幅が2pxだったのに対し、iOS 6ではそれが1pxになって立体感が弱められています。
吹き出しの質感を維持しつつもより可読性が高くなるように改善されていますね。
■回転ロックアイコン
これも光沢の質感だったものに対し、非光沢のものになり、中のアイコン自体も少し大きくなっています。
設定アイコンと同じ背景を使用している事から、「設定」を意味するものであるという事が一貫して分かりやすくなっています。
■Spotligh検索の幅
iOS 5ではSpotligh検索バーの高さが58pxだったのに対し、iOS 6では56pxと幅がせまくなっています。
なるほど、iPhone 5がより薄くなったのに合わせて検索バーの幅もより薄くなったというわけですね。
■数字記号キーボードの幅
iOS 5ではハイライトの幅が2pxでフラットな形のデザインでしたが、iOS 6ではハイライトの幅が1pxと弱くなり、変わりにグラデーションの色味が強くなってすこし立体的に見える様になっています。
さらに、よくよく見てみると下記の図のように、キーボードのピッチや間隔も変更がされています。
それぞれの幅を広げて間隔を縮める事で、記号キーとしての一体感をだしてバランスがとれるように変更された、もしくは利用頻度の高いキーを単純に大きくして押しやすくした、ということでしょうか。
あまりにも細かすぎる変更点、いやはや、相変わらずのクオリティですね。
今回の変更をみると、Web2.0時代から続いて来た光沢感のあるデザインに対するカウンターの流れが大きくなりつつあるように思います。
実際にdribbbleでも常にトップ入りしているものは、クリーンで明るめのデザインが多いことから、光沢感のあるものは少し古くさく見えてしまう時がくるかもしれないですね。
多くの人に親しまれ、完成度の高いOSと言われていても、常に改良し続けていく。
インダストリアルデザインの研究で有名なヘンリー・ペトロスキーの言葉に通じるものを感じます。
完成されていても、完璧ではない。
より美しく、より使いやすくなるように、
どんなに小さなことであろうとも積み重ねていくこと。
その大切さを改めて教えてくれます。
iOS 6に関しては地図アプリが散々なもので正直ガッカリですが、UIは全体的に使いやすくなって、じっくり観察してみると細かすぎる変更点も健在でした。
大きな変更点に隠れた細かすぎる変更点たち、その涙ぐましささえ感じる進化をどうぞ!
■設定アイコン
iOS 5では歯車の形が尖っていましたが、iOS 6では角が丸くなってソフトなイメージになっています。
OSXの設定アイコンと同じになったのでBack to the macの方針がアイコンでも徹底されているようですね。
■時計アイコン
設定アイコンと同じ様に、iOS 5では時計針のシャープな印象でしたが、6では太さが一定になり、角張った印象になっています。
Apple製品がブラウン製品とよく似ているという事から考えると、ブラウン社のアラームクロックに、よりデザインが似てきていますね。
■ヘッダー
iOS 5では光沢感のある質感になっていましたが、iOS 6ではそれがなくなってマットな質感になり、さらにシャドウが追加されています。
iPhone 5の背面もマット加工がされていることから、ハードとソフト両方の質感を統一してきているということが分かります。
■アクションシートのボタン
ヘッダーと同じ様に、光沢のあったものが、iOS6では光沢感がなくなりマットな質感になっています。
個人的には光沢のある感じも好きでしたが、新しいボタンもグラデーションの感じが綺麗で良い感じですね。
■カメラアイコン
やや角張った印象のアイコンでしたが、iOS 6 ではより丸っこくなってかわいらしい感じのアイコンになっいます。より親しみやすさを重視して来ているということでしょうか。
■キーボードの角
iOS 5ではキーボード下部に角丸の処理が加えられていましたが、iOS6ではそれが無くなって直角になっています。
ジョブズ氏の伝記で、アップル製品で角丸が多いのはジョブズ氏が角丸にこだわっていたから、というエピソードがありましたが、もうその必要性が無くなった、ということでしょうか。
■メッセージアプリ
iOS 4からiOS 5に変わった際に追加されたハイライトの幅が2pxだったのに対し、iOS 6ではそれが1pxになって立体感が弱められています。
吹き出しの質感を維持しつつもより可読性が高くなるように改善されていますね。
■回転ロックアイコン
これも光沢の質感だったものに対し、非光沢のものになり、中のアイコン自体も少し大きくなっています。
設定アイコンと同じ背景を使用している事から、「設定」を意味するものであるという事が一貫して分かりやすくなっています。
■Spotligh検索の幅
iOS 5ではSpotligh検索バーの高さが58pxだったのに対し、iOS 6では56pxと幅がせまくなっています。
なるほど、iPhone 5がより薄くなったのに合わせて検索バーの幅もより薄くなったというわけですね。
■数字記号キーボードの幅
iOS 5ではハイライトの幅が2pxでフラットな形のデザインでしたが、iOS 6ではハイライトの幅が1pxと弱くなり、変わりにグラデーションの色味が強くなってすこし立体的に見える様になっています。
さらに、よくよく見てみると下記の図のように、キーボードのピッチや間隔も変更がされています。
それぞれの幅を広げて間隔を縮める事で、記号キーとしての一体感をだしてバランスがとれるように変更された、もしくは利用頻度の高いキーを単純に大きくして押しやすくした、ということでしょうか。
あまりにも細かすぎる変更点、いやはや、相変わらずのクオリティですね。
今回の変更をみると、Web2.0時代から続いて来た光沢感のあるデザインに対するカウンターの流れが大きくなりつつあるように思います。
実際にdribbbleでも常にトップ入りしているものは、クリーンで明るめのデザインが多いことから、光沢感のあるものは少し古くさく見えてしまう時がくるかもしれないですね。
多くの人に親しまれ、完成度の高いOSと言われていても、常に改良し続けていく。
インダストリアルデザインの研究で有名なヘンリー・ペトロスキーの言葉に通じるものを感じます。
「どんなものにも少しは改良の余地がある。だが世に完璧なものが存在しないのなら、完璧なデザイン変更だってありえないわけだ。この現実を知っていながら、私たちはなおも試みる」
–ヘンリー・ペトロスキー『使い勝手のデザイン学』
完成されていても、完璧ではない。
より美しく、より使いやすくなるように、
どんなに小さなことであろうとも積み重ねていくこと。
その大切さを改めて教えてくれます。