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会社帰りに古本屋に寄ったところ、書体好きにとって良い本と巡り会えました。
買ったのは、ドイツのブックデザインコンクール入賞作品がまとめられている本。図版の解説として使用書体名や紙の名前などの詳細がのっているので、優れたデザインはどのような素材や技術を使っているのかを知る事が出来ます。
傾向として「Futura」「DIN」「Garamond」などが使われたデザインが多ことから、永く愛されているようなスタンダードな書体を使っているものが、やはり評価されやすいという事なのでしょうか。
デザインをしている時に、「この書体はアリなのか」と、ついつい考え込んでしまう事が多いので一つの指針となる本です。
電子書籍の勢いが急加速し、紙の本がいずれ無くなるといわれているけれども、日常の中に偶然の楽しさを見つけることができる「本屋」という空間はずっと在り続けてほしいものです。