デジタル社会において非常に大きな力をもった2つの企業について書かれた本。
「アップルとグーグル」この2つの企業についての言説はネット上でもよく散見されますが、まとまった形で書かれたものはあまり無いので本書を読みました。
2社の動きを起点に、iphoneやipadの登場で社会に何が起こっているか、そこから日本の企業は何を学ぶべきかを解説されてあります。
全体像の把握という感じで、あまり深く解説はされていないので、普段からIT系の情報をくまなくチェックしている方が読まれると少々物足りない感じがするかもしれません。
アップルについて非常に詳しい小川浩氏と林信行氏が、書かれているのでどころどころのジョブズの名言の引用が非常に印象的でした。
なかでも特に印象的だったのが日本の企業が長期戦略に失敗する理由について解説されている以下の部分です。
「何か問題を解決しようと取り組むと、最初は非常に複雑な解決方法が頭に浮かんでくる。多くの人々はそこで考えるのをやめてしまう。でも、そこでやめず、問題をさらに突き詰め、タマネギの皮を何層かむくように頑張っていると、しばしば非常にエレガントなデザインにたどりつくことができる。多くの人々は、そこにたどり着くまでの時間もエネルギーもかけていない」
アップルなのにオニオンかい、と、ツッコミを入れたくなる感じがありますが、要は問題解決のためにはとことん考え、その上で無駄を削ぎおとす必要があるということでしょう。
アップルとグーグルから何を学び、活かして次へとつなげていくか、多くのヒントがつまった本でした。
「アップルとグーグル」この2つの企業についての言説はネット上でもよく散見されますが、まとまった形で書かれたものはあまり無いので本書を読みました。
2社の動きを起点に、iphoneやipadの登場で社会に何が起こっているか、そこから日本の企業は何を学ぶべきかを解説されてあります。
全体像の把握という感じで、あまり深く解説はされていないので、普段からIT系の情報をくまなくチェックしている方が読まれると少々物足りない感じがするかもしれません。
アップルについて非常に詳しい小川浩氏と林信行氏が、書かれているのでどころどころのジョブズの名言の引用が非常に印象的でした。
なかでも特に印象的だったのが日本の企業が長期戦略に失敗する理由について解説されている以下の部分です。
「何か問題を解決しようと取り組むと、最初は非常に複雑な解決方法が頭に浮かんでくる。多くの人々はそこで考えるのをやめてしまう。でも、そこでやめず、問題をさらに突き詰め、タマネギの皮を何層かむくように頑張っていると、しばしば非常にエレガントなデザインにたどりつくことができる。多くの人々は、そこにたどり着くまでの時間もエネルギーもかけていない」
アップルなのにオニオンかい、と、ツッコミを入れたくなる感じがありますが、要は問題解決のためにはとことん考え、その上で無駄を削ぎおとす必要があるということでしょう。
アップルとグーグルから何を学び、活かして次へとつなげていくか、多くのヒントがつまった本でした。