新宿図書館から帰る途中に、何やら見慣れないデザインの消火器ボックスがありました。
消火器というと真っ赤なイメージがあるのですが、この消火器ボックスのデザインは白をメインに使っていてあまり消火器らしくない感じです。このくらい落ち着いた感じのほうが景観的には良いのでしょうが、反面いざというときに消火器だということが分かりづらい側面をもっていると思います。
街の景観をとるか、分かりやすさをとるか。そんな事を考えながら歩いていると、1分も歩かないうちに違うデザインの消火器に遭遇しました。
この消火器ボックスは側面に赤の配色がされていて、正面はステンレスのような感じで先ほどのものとはまた違った印象をうけます。
比較して見た時にこのデザインで特徴的な部分は側面に大きく消火器と表示されている点だと思います。
理由として考えられるのが、消火器を探す際は「必ずしも正面から見るわけではない」ということから側面にも分かりやすく表示されているのではないでしょうか。
上部の三角型はどんな意味があるのでしょうか。謎です。屋根のような形をしているので消火器の一戸建てのように見え、ミニマムでかわいらしい感じがします。
比較して見た時にこのデザインで特徴的な部分は側面に大きく消火器と表示されている点だと思います。
理由として考えられるのが、消火器を探す際は「必ずしも正面から見るわけではない」ということから側面にも分かりやすく表示されているのではないでしょうか。
上部の三角型はどんな意味があるのでしょうか。謎です。屋根のような形をしているので消火器の一戸建てのように見え、ミニマムでかわいらしい感じがします。
今度はどちらの消火器ボックスのデザインが優れているのだろうと考えながら道路を横断しようとしたところ、真っ赤な見慣れたアイツが視界に飛び込んできました。
そう、ここは早稲田通り。
道路を一つ渡ると中野区なのです。
先ほどの新宿区の消火器ボックスが新築のマイホームだとすると、こちらは木造借家のようで少し頼りない感じがします。それでも中野区の消火器ボックスは変わりないようで雨風にさらされながらも今日も元気に直立しているようです。
デザインをよく見てみると真っ赤で従来の消火器らしいイメージで一目で分かるのですが、遠目で見るとポストと見間違えやすい点があるかと思います。
これまでの消火器ボックスのデザインを総合してみると、やはり「赤」という色は欠かせない要素であることがわかります。その中で視覚的に強い赤色を、様々な景観の中でバランスのとれるようにデザインしながら、いかに「消火器がある」という認識をつくりだすかが重要なのではないかと思います。
普段はまったく気にしていなかったのに、ひとたび「消火器」を意識するといろんなデザイン情報が飛び込んでくる。
視点を変える事の面白さに改めて気付いた一日でした。
がんばれ中野区消火器ボックス。