普段はあまり深く意識する事の無い「店頭デザイン」にスポットライトをあてた展覧会『店頭デザイン大解剖展』に行ってきました。
仕事で店頭デザインの制作をやることが多いので、そのネタ探しとして行ったのですが、思った以上の発見がありました。その中で興味深かった発見を3つほど。
■店頭デザインの重要性
マスメディアの煽動による記号消費が失われつつあるなかで、店頭でダイレクトに消費者に語りかける事ができる様な、即効性の高いものへの重要性が高まってきているそうで、これからはより生活者視点でコミュニケーションを考えていかなければならないということを感じました。
■多様な店頭デザイン
店頭行動を5つのキーワード「集合力」「サイズ」「目利き」「安心と信頼」「ストーリー」に分類して解説されていて、例えば「サイズ」エリアの商品が極端に大きくなっているPOPなどは「普段は小さいものをあえて大きく見せる事で驚きを演出している」といった様に、さまざまな店頭演出の手法が詳細に解説されていて、店頭デザインとひとくくりにするには余りあるほどバラエティに富んだデザインがいっぱいでした。
■単に商品が並んでいるだけの買い物は面白くない
「店頭デザイン」は、消費者との空間を多彩に演出する事で、単なる「消費行動」を「お買い物」として多彩に演出することでエンターテインメントとしての役割をはたしてくれているのだと感じました。
入場無料なので、店頭のデザインに関わる人はタダで引き出しが増やせます!
そうでない買い物好きな方も、展示に行ってみた後は「お買い物での発見」がより楽しいものになるかと思います!
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