Skip to main content

買い物をエンターテインメントにする!『店頭デザイン大解剖展』


普段はあまり深く意識する事の無い「店頭デザイン」にスポットライトをあてた展覧会『店頭デザイン大解剖展』に行ってきました。

仕事で店頭デザインの制作をやることが多いので、そのネタ探しとして行ったのですが、思った以上の発見がありました。その中で興味深かった発見を3つほど。

■店頭デザインの重要性
マスメディアの煽動による記号消費が失われつつあるなかで、店頭でダイレクトに消費者に語りかける事ができる様な、即効性の高いものへの重要性が高まってきているそうで、これからはより生活者視点でコミュニケーションを考えていかなければならないということを感じました。

■多様な店頭デザイン
店頭行動を5つのキーワード「集合力」「サイズ」「目利き」「安心と信頼」「ストーリー」に分類して解説されていて、例えば「サイズ」エリアの商品が極端に大きくなっているPOPなどは「普段は小さいものをあえて大きく見せる事で驚きを演出している」といった様に、さまざまな店頭演出の手法が詳細に解説されていて、店頭デザインとひとくくりにするには余りあるほどバラエティに富んだデザインがいっぱいでした。

■単に商品が並んでいるだけの買い物は面白くない
「店頭デザイン」は、消費者との空間を多彩に演出する事で、単なる「消費行動」を「お買い物」として多彩に演出することでエンターテインメントとしての役割をはたしてくれているのだと感じました。

入場無料なので、店頭のデザインに関わる人はタダで引き出しが増やせます!
そうでない買い物好きな方も、展示に行ってみた後は「お買い物での発見」がより楽しいものになるかと思います!

Popular posts from this blog

細かすぎて伝わりづらい!
iOS 5のデザイン変更点まとめ。

iOS 5のリリースやiCloudの開始、iPhone 4Sの発売と、ここ最近のAppleのプロダクトが一通り出そろった感じですね。 3GSを使っていて常々もっさりしていたので、早速iPhone 4Sに乗り換えたところ、画面の中をスケートをしているかのようにスイスイ動いてくれてとても快適です。 2年前に3GSを使っていたときは、なんて速いんだろうと思っていたわけですが…慣れとは恐ろしいものです。 さて本題ですが、ここ数日使っていた中で気付いた、細かすぎるデザイン変更点があったので 前回のLion と同じようにまとめてみました。  細かすぎるデザイン変更点第2弾、今回も目を凝らしてどうぞ。  1.アイコンバッジ  iOS 4のアイコンバッジのシャドウは濃いめのブラックで強めのシャドウになっていましたが、iOS 5ではグレーっぽく明るくなっています。 全体的に比較してみると、iOS 4のシャドウは浮いている感じがするので、明るくなったことで画面全体のトーンにまとまりが出たように感じます。 2.ボックスデザイン 設定画面などのボックスデザインが、iOS 4ではフラットなラインに対して、iOS 5ではシャドウとハイライトが追加されて立体的なデザインになっています。  iOS全体で同様の立体的なデザインが適用されているので、デザインの一貫性がより高まった感じがしますね。  3.メッセージのハイライト これは賛否両論ありそうですが、iOS 4ではメッセージの文字がプレーンなテキストだったのに対して、iOS 5ではハイライトが追加されてこれまた立体的なデザインになっています。 他にも吹き出しの背景色やシャドウが明るくなったことで、背景と文字のコントラストが高くなり、個人的には文字の可読性が高まって良くなったと思います。  5.回転ロックボタンの厚み iOS 4では回転ロックボタンのシャドウ距離が3pxだったのに対して、iOS 5ではシャドウ距離が4pxとなって、より立体的に見えるようになっています。 反対にミュージックアイコンのシャドウ距離は3pxで変わらずのままですので、1pxの違いをデザインすることで、回転ロックという 機能アイコン と、ミュージックを起動...

The law of beauty hidden behind the iCloud icon.

On the other day, iCloud has been introduced to the world and it became a big topic of conversation. The design of icon is refined as ever. Let's think about why it looks so beautiful. Changing the point of view a little, I'll try to find out the reason of its beauty by focusing on icon design itself. At first, let's take a look at its appearance. Its shape is balanced while the outline is irregular. It may looks easy to settle the whole shape as cloud-shaped with simplicity and balance, however, it's not that easy. It's actually a refined design. We can't approach the reason of beauty only by just looking at. So, let's peer into its design. As some of you may already notice, there are four circles hidden in the whole shape. At first glance, the curve looks irregular. Although, if you look at it further, it turns out that it has a balanced shape composed of precise circled. In short, it tells that the beauty of icon comes out of the geometry. Howeve...

細かすぎて伝わりづらい! iOS 6のデザイン変更点まとめ。

iPhone5やiOS 6のリリースなど、アップルユーザーにとって目が離せない日が続いていますね。 iOS 6に関しては地図アプリが散々なもので正直ガッカリですが、UIは全体的に使いやすくなって、じっくり観察してみると細かすぎる変更点も健在でした。 大きな変更点に隠れた細かすぎる変更点たち、その涙ぐましささえ感じる進化をどうぞ! ■設定アイコン iOS 5では歯車の形が尖っていましたが、iOS 6では角が丸くなってソフトなイメージになっています。 OSXの設定アイコンと同じになったので Back to the mac の方針がアイコンでも徹底されているようですね。 ■時計アイコン 設定アイコンと同じ様に、iOS 5では時計針のシャープな印象でしたが、6では太さが一定になり、角張った印象になっています。 Apple製品がブラウン製品とよく似ている という事から考えると、 ブラウン社のアラームクロック に、よりデザインが似てきていますね。 ■ヘッダー iOS 5では光沢感のある質感になっていましたが、iOS 6ではそれがなくなってマットな質感になり、さらにシャドウが追加されています。 iPhone 5の背面もマット加工がされていることから、ハードとソフト両方の質感を統一してきているということが分かります。 ■アクションシートのボタン ヘッダーと同じ様に、光沢のあったものが、iOS6では光沢感がなくなりマットな質感になっています。 個人的には光沢のある感じも好きでしたが、新しいボタンもグラデーションの感じが綺麗で良い感じですね。 ■カメラアイコン やや角張った印象のアイコンでしたが、iOS 6 ではより丸っこくなってかわいらしい感じのアイコンになっいます。より親しみやすさを重視して来ているということでしょうか。 ■キーボードの角 iOS 5ではキーボード下部に角丸の処理が加えられていましたが、iOS6ではそれが無くなって直角になっています。 ジョブズ氏の伝記で、アップル製品で角丸が多いのはジョブズ氏が角丸にこだわっていたから、というエピソードがありましたが、もうその必要性が無くなった、ということでしょうか。 ■メッセージアプリ iOS 4からiOS 5に変わった際に追加...