Thursday, June 9, 2011

icloudのアイコンに隠れた美しさの法則。

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先日のWWDCで発表されたicloud。アップルのクラウド本格参入ということで色々とサービスが話題になっていますが、相変わらずアイコンのデザインも綺麗に仕上がっていますね。
では、なぜ美しく見えるのか、少し視点を変えてアイコンのデザインそのものに注目して、その美しさの理由に迫ってみたいと思います。

まずは、なんとなく眺めてみましょう。
雲の輪郭が不規則な曲線を描きつつも、とてもバランスのとれた形になっていますね。ワラのなかから一本の針を見つけるぐらい、とまではいかないと思いますが、シンプルでバランスのとれた形にしながらも雲に見えるような形に定着させるのは、簡単そうに見えて意外と難しく、磨き抜かれたデザインだということが分かりますね。


なんとなく眺めているだけでは美しさの理由に迫れないので、もう少し目を凝らして見てみましょう。
勘の良い方は既にお気づきだったかと思いますが、形の中に4つの円が隠れていることに気がつきます。一見、何となく描いたように見えるカーブでも正円で構成することでバランスのとれた形になっていることが分かります。

つまり、「アイコンの美しさは幾何学で構成することにあり」ということが分かるわけですが、単純にランダムな円を配置していくだけでバランスのとれたデザインに仕上げることができるか、と考えるとあらゆる可能性が頭をもたげ、少し疑問に思えてきてしまいます。


そこで、さらなる理由を追い求めて、今度は円の直径を測ってみました。
すると…
なんとまあ、それぞれ左右の円の比率が1:1.6と、見事に黄金比に近い比率になっているではありませんか。

さらにさらに、雲の形の比率も調べてみると…。

まさに、「One more thing」。

幾何学だけでなく、黄金比のような原理的な法則を駆使しながら、美しさを無意識に訴えかけるスキのないデザインに仕上がっていますね。


まとめてみると…
・曲線を幾何学で構成(補正)することでバランスのとれた形になる
・細部のランダムな大きさの中にも一定の法則を適用することで、全体的にバランスのとれたデザインになる



シンプルなのに奥深い。
恐るべし、appleのデザイン哲学。


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