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ふるさと再発見。

会社の夏休みを利用して宮崎の実家に帰省してきました。
いつもは家で料理と時間をダラダラと貪っているのですが、諸々の事情で色々と回ることになり、美しい風景や面白い発見がたくさんあったのでその一部をご紹介したいと思います。

ではでは宮崎の魅力をご堪能あれ。

  ■三之宮峡
岩瀬川の清流に広がる渓谷。川沿いの遊歩道に11ヶ所も続くトンネルを通り抜けるたびに、自然にある黒色のフレームと、奥に見える緑色の鮮やかなコントラストがとても印象的でした。


トンネルをすべて抜けると、川霧のひんやりした感覚に、川のせせらぎの音と蝉の鳴く声で、記憶の奥底に眠っている真夏の山のイメージを呼び覚ますような空間が待っていました。
後でよく案内を見てみたら「残したい日本の音風景100選」ですと。納得です。



  ■出の山公園
全国名水百選に選ばれた水が流れ、夏にはゲンジボタルを見る事が出来る公園。
川霧が立ちこめた湖の上を、野鳥が自由に飛び回っていて、日本画に描かれているような山の風景を360度感じる事が出来ました。


淡水魚だけを100種類も集めた水族館もあり、普通の水族館では見られない様な不思議な生き物がたくさんいました。写真はその内の1匹。ウーパールーパーといえば、白色でかわいいイメージを思い浮かべますが、1匹だけ黒色で顔がキリッとしていて、なんだか男前な感じが面白かったです。



  ■サンメッセ日南
世界で唯一復刻が許されたモアイ像がそびえる場所。水平に広がる海と広大な空を背景に立ち並ぶモアイ像の姿は圧巻。


緑一色の丘をあがっていくと「天空の塔」と名付けられた建物があります。ロマン溢れる建物の雰囲気と、目の前に広がる海の景色がリゾートにいるような気分にさせてくれました。



  ■鵜戸神宮
崖にそって作られた橋を降りていった岩窟の中にある不思議な雰囲気の神社。海の青色と橋の朱色の色彩は、海面に現れた竜宮城のようで、なんだか引きつけられる魅力がありました。


不思議な雰囲気とは一転。神社から帰る途中、海へと続くノスタルジックな雰囲気の坂道もあったりして、タイムスリップしたような感覚にさせてくれる、たくさんの魅力を持った場所でした。



  ■青島神社
海岸から橋を渡って行く離れ小島のようになった青島にある神社。南国らしい木に囲まれた神社は、熱帯の秘境に迷い込んだような感じにさせてくれます。神聖すぎて江戸時代までは一般人立ち入り禁止だったとの事。歴史を感じるストーリーに、これまた納得。 


宮崎=東国原元知事、マンゴーと説明がしやすくなり、宮崎の知名度は高くなってきている感じがしていますが、まだまだ宮崎にはあまり知られていない魅力的なものがたくさんあると思います。
観光を予定の方や、宮崎近辺にお立ちよりの方は、ちょっと足を伸ばしてみると色々と新しい発見が出来て楽しいと思いますので、ゼヒともどうぞ。


自分が育った土地の事を、
知っているようで知らなかった事を知り、
離れていたことで、
その素晴らしさを発見した
そんな夏休みでした。



■おまけ
家の周りにいた猫。見返り美人ならぬ見返り美猫。猫がのびのびと暮らしているのも田舎ならでは。思う存分撮らせていただきますた。

 

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