Mountain Lionが発売されて約1週間。iCloudとの統合も強化されてさらに使いやすくなった感じですね。
個人的にはリマインダーが追加されたおかげでTodo管理が一元化できそうなところが嬉しいです。
さて、UIの大きな変更点としては、通知センターが追加されて、Lion発表時にあったiOSの機能をMacに還元する「Back to the Mac」のコンセプトが着実に進んでいる印象ですね。
今回もよくよく目を凝らしてみると細かい部分でも変更点がありました。
華々しい新機能に隠れた細かな変更点たちをどうぞご覧あれ。
華々しい新機能に隠れた細かな変更点たちをどうぞご覧あれ。
■Finderのフッター
Lionの時点でFinderのツールバー部分にノイズのテクスチャが追加されていましたが、フッターの部分には追加されておらず、今回の変更でFinderのフレーム全体にノイズのテクスチャが追加されています。
この変更でFinderのデザインにより統一感が出た感じになりましたね。
■環境設定のディスプレイアイコン
Lionではグレーのフレームでしたが、Mountain Lionでは現行ディスプレイのデザインに合わせてブラックのフレームになっています。なるほど、あたらしいOSには新しいディスプレイを買って揃えなさい、というわけですね。
■ターミナルアイコン
Lionではノイズのアルミの質感に近いようなデザインでしたが、Mountain Lionではノイズが無くなってフレームの形もよりシャープな印象になっています。
あまりに微妙すぎるので、これはもうデザイナーのそのときの「気分」でしか説明できないような気もしますね。
Moutain Lionの発表と同時にiLifeやiWorkのアプリケーションもアップデートされましたが、その中でkeynoteアイコンの四半期表示も「Q4 2009」から「Q4 2012」に変更になっています。
文書の行数も違う事から、テキストも変更されているようですが、残念ながらこれ以上拡大できないので読む事ができないので謎なままです。
■Dockの角度
Dockのデザインが変更になったことは多くの方がお気づきになったかと思います。さらに2つをよく見比べてみるとそれに合わせてゴミ箱アイコン、スタックフォルダーの角度も変わっていることが分かります。
この変更の理由についてはOS X Human Interface Guidelinesに記されている下記の図がとても参考になります。
Dockの角度にあわせてアイコンの角度も変えることによって、現実における見え方を反映したデザインを忠実におこない、より自然で直感的に分かりやすいデザインになっているというわけですね。
Using Perspective and Texture to Reflect Reality |
今回はUIのエレメントでは目立った変更点はありませんでしたが、keynoteアイコンのように見えない部分までこだわる遊び心を感じさせるところはさすがのApple。
拡大して見ないと分からないレベルの変更点を見ると、ジョブズ氏亡き今もまだ完璧にこだわる理念は息づいているようですね。